「いま」の保管庫

大切なことを書き留める場所

共存のむずかしさ

会社に行けなくなった。



転職して新しい職場で1年働いていたが限界が来た。

ストレスの感じ方は人それぞれだと思うが、私にはかなりストレスと感じられるものが多かったらしい。



ラジオから流れる音楽に合わせて鼻歌を歌っている。

時々声に出して歌うこともある。

私用スマホで業務とは関係のないことを調べている。

社用スマホで会社内の仲良い人とラインをしている。

時々コソコソ話をしてるところを見たこともあった。

近くの席の人が仕事中頻繁に大きな声で喋っている。

(少しの雑談くらいならと、最初はなんとも思わなかった。ただ、大きな声の雑談が、毎日、隣から聞こえてくるのはしんどかった。)



誰も注意をしない。これは容認されていることなのかな?

こんなことを思っているのは私だけなのか?

みんなはこれを不快に思わないのか?

ずっと疑問を抱えてモヤモヤして、イライラしながら仕事をしていた。

雑談の中には時々下ネタや悪口も含まれることがあった。不快でしかなかった。気持ち悪かった。

聞きたくもない話をどうして私は聞かなくてはいけないのか。




「自分達だけが楽しいだけ」という空間、私が中学生の時に味わった居心地の悪い空間と同じだった。

誰にも話しかけられないように表情を消して、

耳に蓋をして何も聞いていないフリをする。

ずっと不快で、ずっと居心地が悪くて、自分の表情がどんどん消えていくのがわかった。

真面目に生きているのに、ちゃんと仕事をしているのに、どうして嫌な思いをしなければならないのか。



その日のその人の機嫌で口調、声色が変わるのも私は気づいてしまうことがあった。怖かった。

一緒に仕事をしている先輩に相談もできなかった。

先輩と、鼻歌を歌う人は、仲良しだったから。

先輩に怒られないように、ビクビクしながら仕事をしていたこともあった。

職場には気軽に話ができる人がいなかった。

入社してすぐくらいの時、私のことを「ちびっこ」と呼んだ人もいた。その時から嫌な気持ちは多少あったのだろう。




私のことをよく知るお友達からしたら、本当に?と思うくらいネガティブだと思うでしょう。

ほとんどここ数日の話。

以前は仕事のこと、そんなに嫌だと思っていなかった。

業務内容はそこまで難しくはないし、今は重い責任を持つポジションではないから。

ここ数日、毎日仕事に行きたくないって言い始めていた。




今朝はいつもの時間に起きて、準備をしていたが、どんどん表情が消えていくのが目に見えてわかった。

心拍数が上がって、気分が悪くなっていた。

いつもよりぎりぎりの時間に、やっと着替えて準備が終わった。

マスクを取りにリビングに行って、「会社に行きたくない」と呟いた瞬間に泣いていた。

気づいたら床に泣き崩れていた。行けなくなった。

仕事中に聞きたくない会話を聞くことを想像するだけで、嫌で嫌でたまらなくなった。

今日休みの父と母が、そんなに我慢してまで行く必要はない、と言って私の現状を全て聞いてくれた。

わんこも何か察したのかずっと寄り添ってくれていた。

父も母も、そんな状態になってしまうのなら辞めたほうがいいと言った。

私が仕事を急遽引き継いだ前の人は、私とは違う原因で鬱になってしまったそうで、突然会社に行けなくなり、そのまま退職している。私もそうかもしれない。


 

ここは私の居場所ではなかった。

小さい嫌なことでも、積もったら大きくなる。

それを言えなかったことがつらかった。

私が偉い人に相談をして、偉い人がその人たちを注意をして、不快な行動や言動が無くなったとしても、その人たちから私に刺さる目線を想像すると怖かった。

私のことを悪者にして、見えないところで陰口を叩くことも容易に想像できてしまう。

「言ってくれればよかったのに」とか、「そんな事気にする?」とか。言うかもしれない。

私の想像ではあるけれど、その可能性が確実に消えない限り、私は逃げることしかできない。

相談しても、しなくても、私の居場所はここではなかったんだ。




こんな事で?って思う人はそう思ってくれたらいいです。冒頭にも書いたように、ストレスの感じ方は人それぞれだと思います。

私にとって嫌なことがあって、それを会社の誰にも言えずにいたらこうなってしまった、ということなだけで、意見は必要ありません。

慰めの言葉も特に必要ありません。私と会っておしゃべりしてくれる人がいたらどこかでお話しましょう。今はまだこの話をすると泣いちゃうかもしれないので、またいつか。

ここは私の今を記録するところなので、これも1つの経験として書いています。消そうと思ったら消す。

ここまで書くくらいの気力はあるので、きっとこの先は大丈夫です。

自分に合った世界をまた一から探したいです。すこし休んでから。