「いま」の保管庫

大切なことを書き留める場所

記録③


6日目

もう完全に平熱に戻った。

喉の痛みはあるが、慣れてきているのか、治ってきているのかはわからない。

朝は乾燥しているのか、喉はかなり痛い。

二度寝をしてから、お粥を食べた。山盛りだった。

お腹がいっぱいになって、病院へ向かった。

父の車で向かって、病院の人の指示に沿って移動した。

一週間外にも出ていなければ、ほとんど寝っぱなしだったので、すこし歩くだけでちょっと辛い。

病院で喉を診てもらったが、もう治ってきてるらしい。人間の治癒力ってすごい。

お昼にネギトロ巻きを食べた。最高だった。

ただここ数日で胃が小さくなっているため、ほんの少しで満腹になる。そしてまた眠った。



目が覚めると夕方。喉は変わらず。咳と鼻がずるずるし始めた。

晩ごはんに唐揚げやサラダが出てきた。

喉は通るものの、鼻が詰まっているのか、今度は味がわからなくなった。次から次へとどういうこと

野菜の甘み、唐揚げの味付け、くらいまではわかった。単純に味がわからなかった。悔しい。





7日目〜9日目

症状はずっと同じなので割愛。

嗅覚と味覚がない。

鼻の真ん前で香水を嗅いでも無臭。

ガーリックの効いたパスタを嗅いでも無臭。

本当にびっくり。味覚がないってこんな感じか〜という感想。

からさは喉でわかる。すっぱさもわかる。

肝心の味だけが全くわからない。

鼻は詰まってないが、詰まっているような感覚。

鼻の奥に栓をされていて、嗅覚と味覚をロックされているかのような。

喉が痛くて何も通らなかった時に比べると遥かにマシだが、辛いものは辛い。

味がわかるようになったときの感動を味わえる日を心待ちにしながら、日々を過ごしている。





10日目

ついに療養期間最後の日。

明日から仕事復帰することを考えて早めに起きようと思ったが、休みが最後だと思うとダラダラしてしまう。

今日も味覚と嗅覚はないが、嗅覚だけ少しわかるようになった。

ゼロ距離で嗅げば、ほんの少しだけわかる程度。2%くらいだけわかる。

少しわかるようになっただけで、治る兆しが見えたような気がして安心した。

夕方、10日ぶりにわんこの散歩のために外に出た。明日から仕事に行くにあたって少し外に出て慣らそうと思った。

一歩外に出てみると、遠近感が微妙に掴めない。

ずっと家にいたからか、外もすごく広く感じるし、自分の一歩が小さく感じる。

1時間弱散歩して、帰ると疲れた。頭も痛くなった。

明日からフルで働けるだろうか。スローペースでちょっとずつやっていくしかない。

とりあえず、療養期間が終わったのでこの記録も終了とします。





記録をしてみて、療養期間を経て。

どれだけ対策をしていても、感染する時は感染する。

だけれど、人間の治癒力をもってすれば治るものは治る。人間ってすごいと思った。

(治るまでの期間はかなり辛かったが)



同居している家族のありがたみも感じた。

いろんな人に感謝の気持ちが溢れた期間でもあった。

心配してくれた人たちもありがとうございます。元気になりました。

あとは、味覚と嗅覚だけ。無事に戻ったときには感動をつぶやくつもりです。

明日から仕事復帰しますが、無理せず。。

感染する前に髪型をカッコよくしてもらったのでそのこともそのうち書き残します。